西武・豆田泰志 オリ由伸ばりのクイック投法「遊び半分」からの新境地/連載〈12〉

支配下登録を目指す育成選手たちにとって、シーズン中の登録期限となる「7月末」は1つの節目です。西武で背番号124を付ける「豆ちゃん」こと豆田泰志投手(20)もアピールを続ける1人。浦和実(埼玉)時代から素質の良さに定評あった右腕も、もうプロの世界に入って3年目の夏。思い切った投球フォーム変更の真相を尋ねました。

プロ野球

 

◆豆田泰志(まめだ・たいし)2003年(平15)1月15日、埼玉県生まれ。中学時代は軟式野球部所属。浦和実では2年秋からエース。甲子園出場なし。20年育成ドラフト4位で西武入り。昨季は2軍で18試合登板して3勝6敗、防御率3・76。伸び上がる直球が持ち味。173センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸280万円。

「小さい動きの方が合う感じ」

――入団から3度目の夏になります。ここまでいかがでしたか?

豆田そうですね、なんか、1年目からいろいろプロ野球って世界に入って、けっこうたくさん学んだというか、今までにないことに出会ったのかなと思います。

――特に強烈な記憶は?

豆田毎日試合することですかね。毎日試合して、それがほぼ1年間あるというのがすごいなというのは、今でも思いますね。高校時代も練習試合って週末くらいだったので。

――体のサイズは変わってきましたか?

豆田入ってきた時と体重自体は変わってないんです。88キロ前後で。筋肉量とか、体重の付き方はけっこう良くなってきたかなと思います。

新フォームで支配下登録へアピール(球団提供)

新フォームで支配下登録へアピール(球団提供)

――さて本題ですが、いつの間にか投球フォームが変わりましたね。オリックスの山本由伸投手みたいに、足をあまり上げずすぐクイックに入るような

豆田変えたのは、5月の下旬に入ったくらいだったと思います。

――山本投手のような投げ方は、気になっているフォームだったんですか?

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。