【結成15年】パンクロック漫才!ダブルアート「楽しかったら、それでええんです」

お笑いコンビのダブルアート(真べぇ=39、タグ=38)は、神戸の小学校で知り合った。地元の遊び仲間でバンド活動を始め、やがてお笑いの道へ。コンビ結成から15年が経過した。「楽しいことが一番」「何の制限もなく、おもろいことを」。これをモットーに連日、ライブに出演中。年齢的には「脱・若手」となるが、今も目はいつもギラギラ。少年時代の友情や夢がそのまま、大きく膨らんでいるようだ。

お笑い

08年結成:NSC30期同期

撮影・三宅敏

撮影・三宅敏

◆ダブルアートタグ(左)と真べぇ(しんべぇ)によって2008年4月、コンビ結成。ともにNSC(吉本総合芸能学院)30期。

タグ1985年(昭60)1月22日生まれ、神戸市出身。趣味はサイクリング、料理、作詞。身長173センチ。

真べぇ84年1月18日生まれ、神戸市出身。趣味はイベントの幹事、ドライブ、カラオケ、ラーメン屋巡り。22年7月までの5年間、大阪ミナミで居酒屋を切り盛りしていた。身長177・5センチ。

真べぇ50キロ減量YouTubeで

真べぇの体重は現在、133キロ。この体格を見込まれ、テレビの大食い企画や食リポで活躍している。

ABCテレビ「なるみ・岡村の過ぎるTV」では太っちょ芸人4人で「F4」を結成。数々の食べ物ロケに挑んできた。

真べぇまだ芸人になる前でした。大好きだった彼女に失恋したショックがきっかけでした。飲んで食って、気がついたら100キロに。

もともと太りやすいタイプではあったんですが、80キロが近づいてきたら、それ以上増えないよう、気をつけていたんです。NSC(吉本総合芸能学院)に入学してからは、さっそく周囲からデブいじりをされてましたね。

タグずっと前から真べぇの姿を見ている俺にしたら「太らんほうがええで」と、いつも注意していたんですけど。

3年前には、とうとう真べぇ史上最重量の143キロを記録した。さすがに「ダイエットせなあかん」と覚悟を決め、YouTubeで体重の変化をリポート。1年をかけて、なんと50キロの減量に成功した。

真べぇやせてみたら、体が軽くなって楽でしたねえ。サッカーやバスケを好きでやってるんですけど、シュートがポンポン入ってました。

ところが、気がつけば40キロもリバウンドし、133キロに戻りました。タグも驚くやら、あきれるやら…。

ダブルアートの宣材写真は、真べぇが93キロの頃に撮影したため、今ではまるで別人のよう。コンビ結成から15年も経過すると、写真を通じてこの期間の生活ぶりが透けて見えてくる。

ブルーハーツ憧れバンド

NSCに入学し、お笑いの道を進む以前は、パンクバンドをやっていた。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。