【佐藤駿の言葉】「最悪のスタート」右足首骨挫傷も「けがのおかげ…と言えるように」

フィギュアスケート男子で今年3月の世界選手権6位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が、今季初戦に臨みました。新潟の地でショートプログラム(SP)84・09点の首位。6月末に行われたアイスショー「ドリーム・オン・アイス」で右足を負傷し、出遅れていましたが、ここからの巻き返しを誓いました。けがの状態などを明かした演技後の一問一答を「佐藤駿の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:MGC三菱ガス化学アイスアリーナトロフィー>◇30日◇MGC三菱ガス化学アイスアリーナ



ショートプログラムの演技をする佐藤駿(すべて撮影・勝部晃多)

ショートプログラムの演技をする佐藤駿(すべて撮影・勝部晃多)


負傷後の2カ月間


―今日の演技を振り返っていかがですか

シーズン初めの試合となったんですけど、構成は落としているんですけど、ノーミスできたのはすごい良かったかなと思ってます。 

―右足首をけがしてから、どのような過ごし方をされてきましたか

けがをしてから3週間、丸々オフというか、氷の上で滑らずに陸上で治療だったり、リハビリだったりをやっていて、本当に1カ月後ぐらいから滑り始めて。で、最初はスケーティングだけっていう感じで、本格的な練習は本当に1週間半前ぐらいから、ジャンプのトリプルだったりは2週間前ぐらいから始めました。

―今回の大会を復帰戦に選んだ理由はありますか

本当は東京夏季大会とサマートロフィーに出場したかったんですけど、けがの影響で出場できなくて、この大会も本当は結構ギリギリまで出られるか出れないか、ちょっと分かんなかったんですけど、調子も出場できるぐらいまでになることができて、この大会に出られて、本当に良かったと思います。

―どのように乗り越えてきましたか

出だしとしては、本当に自分の中では最悪のスタートとなってしまったんですけど、自分の中では、それをどうプラスに変えていければいいか、シーズン終わった時に「けががあったおかげで」と言えるようなシーズンにできるように、けがの期間中もスケーティングの練習だったりとか、陸上でのトレーニングだったりとかをやっていたので「けがのおかげ」というか「この期間の練習のおかげで、いいシーズンを送れたね」と言えるようなシーズンにしたいなと思ってます。

ショートプログラムの演技をする佐藤駿

ショートプログラムの演技をする佐藤駿

―焦りなどはないですか

していないと言ったら、うそになってしまうんですけど、でも焦らないことも大事かなと。それも実力のうちなのかなとも思うので、どれだけジャンプを跳びたくても抑えて、いかに早く、けがを治すかっていうことを、この2カ月はやっていました。

―明日のフリーへ意気込みをお願いします

明日のフリーはルッツとフリップはやらないんですけど、それでもしっかりとまとめて、いい出だしができるように頑張りたいと思ってます。


初めて明かす診断名


―どんな状況でけがしてしまったのですか


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スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市生まれ。2021年4月入社。高校野球の神奈川担当などを経て、同年10月からスポーツ部に配属。バトル班として新日本プロレスやRIZINなどを担当し、故アントニオ猪木さんへの単独インタビューや武藤敬司氏の引退試合、那須川天心―武尊などを取材した。 23年2月から五輪班に移り、夏季競技はバレーボールを中心に担当。同年秋のW杯や24年夏のVNLなど。冬季競技はフィギュアスケートをメインに務め、全日本選手権は2年連続で取材中。X(旧ツイッター)のアカウントは「@kotakatsube」。