【三原舞依の言葉】現役引退を表明…決断の理由、坂本との抱擁、中野コーチからの言葉

フィギュアスケート全日本選手権の開幕前日となった18日、女子の三原舞依(26=シスメックス)が今季限りでの現役引退を表明しました。本番会場の東京・代々木第一体育館での公式練習後に明かしました。4大陸選手権を2度制し、22年にはグランプリ(GP)ファイナルで優勝。2度出場した世界選手権は、ともに5位となりました。15年には、難病「若年性特発性関節炎(若年性リウマチ)」を発症。19-20年は体調不良で全休し、23-24年には右足首を疲労骨折しました。それでも懸命に競技を続け、今大会は11度目の出場となります。

取材では引退表明の決断理由、坂本花織との抱擁、中野園子コーチからかけられた言葉などを明かしました。コメント全文を「三原舞依の言葉」としてお届けします。

フィギュア

三原舞依の記事はこちら

公式練習に臨む三原舞依(撮影・前田充)

公式練習に臨む三原舞依(撮影・前田充)

―練習の感触はいかがですか

ジャンプは悪くはなかったんですけど、3本目の3回転、3回転は力が入りすぎたかなという感じで。明日に向けてしっかり調整したいかなと思います。

―力が入りすぎたのは、連続3回転ジャンプへの思い入れの強さからでしょうか

今季は3回転、3回転は試合で跳ぶことを目標に掲げてきて、ショートではできていないので、全日本でしっかり決めたい思いが強くて。練習の精度はすごく上がってきているので、それを本番で出そうと思っていて、リラックスしてできたらなと思っています。

―先日はSNSで全日本が「集大成」という投稿もありました。この全日本選手権は、どのような舞台でしょうか

会場の床やカーテンが、自分が大好きな青色で(笑顔)。今日も会場に着いた時に一番上まで行って「うわ、すごい青い!」と思って。本当に大きな会場で、すてきな会場で、たくさんお客さんが来てくださって、一番上のお客さんまで届く演技がしたいと小さいころから思って、ここまで長く続けることができたので。少しでも恩返しをしたいなと思っています。

―ショートプログラム(SP)ではどのような演技がしたいですか

昨季はフリーの演技ができなくて悔しい思いをして。いろいろな時期を経て、いろいろな思いもあるので、それをしっかり込めながら、滑っている時に1人でも多くの方と目が合うように、笑顔で終えられるように、1つ1つ、一瞬一瞬をかみしめて滑りたいです。

本文残り70% (1775文字/2542文字)

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。