【札幌レター〈39〉】札幌所属選手初のW杯出場へ スパチョークがタイ代表の力になる

26年W杯北中米大会アジア2次予選が16日からスタートする。北海道コンサドーレ札幌からはタイ代表MFスパチョーク(25)が参戦する。同国悲願のW杯切符を目指す「タイの至宝」は、札幌所属選手としても初のW杯出場をかなえるため、サバイバルを勝ち抜く覚悟を見せる。

サッカー

愛称は「チェック」

談笑するスパチョーク(左)と岡村大八

談笑するスパチョーク(左)と岡村大八

スパチョーク・サラチャート

1998年5月22日生まれ、タイ・シーサケート出身。15年にタイ1部ブリラムに加入。21-22年はリーグ戦、カップ戦の国内3冠を達成。17年にタイ代表入りを果たし、国際Aマッチ26試合6得点。J1通算29試合7得点。169センチ、66キロ。右利き。背番号は49。愛称は「チェック」。好きな漫画は「NARUTO」でフィギュア集めが趣味。

ドリブルするスパチョーク

ドリブルするスパチョーク

「難しいゲームになる」

W杯出場権を争う戦いが始まる。スパチョークのタイ代表(FIFAランク112位)はアジア2次予選から登場。C組に入り、韓国(24位)、中国(79位)、シンガポール(155位)と対戦する。広島戦翌日の12日、日本をたち、代表チームに合流した。16日の第1節はホーム、タイ・バンコクで中国と対戦する。21日の第2節はアウェー・シンガポール戦。初戦が重要と認識している。

「W杯予選の開幕だから、勝ち点3を取りたい。難しいゲームになると予想しているけど、頑張るしかない」

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。