【札幌レター〈49〉】保坂果那記者の沖縄キャンプリポート 今季の構想は?

今回は北海道コンサドーレ札幌の沖縄キャンプ取材リポートをお届けする。初日から今季初練習試合までの取材で感じたことを率直に紹介する。初日にいきなり実施したミニゲームの布陣から現状を分析し、今後について予想してみる。

サッカー

1月15日、那覇空港に到着してピースする浅野(以下、写真の撮影はすべて保坂果那)

1月15日、那覇空港に到着してピースする浅野(以下、写真の撮影はすべて保坂果那)

逆境に向かうシーズン

1月16日、北海道コンサドーレ札幌の2024年キャンプがスタートした。練習前に行われる沖縄・金武町からの歓迎セレモニーは毎年恒例。そこでのペトロビッチ監督のあいさつ。「今年は厳しいシーズンが待っていると思う。いいキャンプをして、厳しいシーズンを乗り越えるためのベースをつくっていきたい」と話した。厳しいシーズン…?

1月16日、沖縄キャンプ初日のセレモニーであいさつする札幌ペトロビッチ監督(手前)

1月16日、沖縄キャンプ初日のセレモニーであいさつする札幌ペトロビッチ監督(手前)

そう言えば、12月23日にイベントに登場したMF荒野拓馬を取材した時も「来季も厳しい環境になると思うけど、残されたメンバーでしっかり戦っていかないといけない」と話していた。

今季はJ2降格が3チームに増える。まさに厳しいシーズンだ。昨季から複数の主力が移籍した影響もあるだろう。スタートからチームとして逆境に立ち向かう姿勢を感じた。

1月16日、沖縄キャンプをスタートさせた札幌の選手たち

1月16日、沖縄キャンプをスタートさせた札幌の選手たち

午後練習でさっそく11対11のミニゲームが行われた。布陣は次の通りだった。GKはゲーム中に交代するので、開始時の選手。

主力組

GK 菅野
DF 高尾、荒野、中村
MF 浅野、馬場、駒井、菅、長谷川、青木
FW 鈴木

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。