【札幌レター〈46〉】馬場晴也「五輪世代のCBで僕が一番いいとは思っている」

2024年パリ五輪代表入りを狙う北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)にとって、勝負の年が始まった。札幌2年目。クラブから初の五輪代表へ、スタートダッシュを切る。15日からの沖縄キャンプでは「1日目から飛ばしていかないといけない」と気合十分。「他の選手を寄せ付けないくらいの活躍」を目標に掲げる。

サッカー

パリ五輪代表入りを目指す馬場

パリ五輪代表入りを目指す馬場

2024年の目標

――読者へ新年のごあいさつを

馬場 あけましておめでとうございます。今年は自分としても、コンサとしても、さらなる飛躍ができるシーズンになるように、キャンプからいいスタートダッシュを切られるように頑張るので、今年も応援していただけたらありがたいです。よろしくお願いします。

――24年の目標は

馬場 チームとしてはタイトルを取りたい。リーグ戦だったらACL圏内に入りたい気持ちは、自分を含めてチームとしてある。個人としては、1年通して試合に出続けて、その中で昨季はボランチでのプレーが多かったので、数字を残す。得点、アシストをもっと増やしていかないと。この先さらに自分の成長を考えると大事。そこを特に意識して、1年通してケガなく出ることを目標にしている。パリ五輪もある。特に前半戦は他のチームのボランチ、他の選手を寄せ付けないくらいの活躍をしていけたら。それがパリにつながると思っている。

――23年を振り返って

馬場 前半戦から特に最初の方にチャンスをもらうことがあったが、自分の実力不足もそうだし、コンサのサッカーに慣れない部分あり、自分としてもミシャさん(ペトロビッチ監督)としても、多分サポーターの見てる人たちも、納得いくプレーが全くできなくて。(5月19日ホーム)京都戦で1回ケガ(左膝内側側副靱帯損傷)をしてから、リハビリする期間があって、そこでもう一度、自分を客観的に見て、コンサのサッカーもしっかり外から見て、自分の頭を整理してからは、復帰後は最初はなかなかチャンスもらえなかったけど、途中からチャンスもらってからは積極的にチャレンジできたし、まだまだ納得いくプレーはできなかったが、その中でも徐々に試合を重ねるごとに少しずつ良くなってる実感はあった。全部が全部悪いシーズンではなかった。特に後半はチームの結果を考えたらまだまだだったけど、自分だけを見たら今年につながるようなパフォーマンスができていた。

――客観的に見て気づいたこと

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。