サッカー2024.01.19 11:00

保坂果那

ポケモンのロケット団？

――今回の対談、なぜこの2人なのかわかりますよね？

鈴木武蔵（以下武蔵）　どういうコンビですか？　ちょっと自覚ないです。

中野小次郎（以下小次郎）　ちょっとわからないですね。

――武蔵と小次郎と言えば…巌流島の戦いです

武蔵　どっちかと言うと僕はポケモンのロケット団のムサシとコジロウなんですよね。世代なので。

小次郎　今のポケモンって多分、ロケット団っていないみたいですよ。

武蔵　うそ！

小次郎　昨年小学生に「ロケット団のコジロウって知ってる？」って聞いたら誰も知らなくてシーンってなった。

武蔵　今あのお決まりのフレーズはないってこと？「銀河をかけるロケット団の2人には」ってやつ。

小次郎　「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」みたいな。それは僕たち20代の人たちは世代だけど。今の子たちは知らないかもしれない。僕たちはよくイジられました。

武蔵　「子どもはコジロウにするの？」みたいなことをさんざん言われて来ました。

――巌流島の戦いについては知っていますか？

小次郎　確か僕が負けたんですよね？　だからちょっと嫌…。

武蔵　俺が遅れて来たんですよね？　2時間？

小次郎　2時間遅れた上に勝ったってことですよね？　とんでもない嫌なやつじゃないですか！

武蔵　だから小次郎は2番手ってことで。

小次郎　僕の方が年上？　ボロボロ。2時間以上待った挙げ句年下に負けるって。

◆巌流島の戦い　1612年（慶長17）4月13日に山口県下関市の無人島「船島」で宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した。約束は午前8時だったが、武蔵が2時間遅刻。刀を抜いた小次郎の頭を、武蔵が長い櫂（かい）で打ち砕き勝利した。後に、敗れた小次郎の流儀「巌流」をとって、巌流島と呼ばれるようになった。小次郎の「遅いぞ、武蔵」や武蔵の「小次郎、敗れたり」などの台詞は小説やドラマではおなじみ。

みんなが求める形

――20年8月に鈴木武蔵選手がベルギーへ移籍し、9月に特別指定だった中野小次郎選手がJ1デビューして21年に加入。ちょうど入れ違いで、同時出場はまだない

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