【札幌レター〈41〉】小野伸二ラストマッチへ、雪中練習の写真特集

北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(44)が今季限りで現役を引退する。12月3日最終節ホーム浦和レッズ戦(札幌ドーム)が現役ラストマッチとなる。最後のピッチに向けて雪が降る中、準備を整える天才にカメラマンが密着。写真たっぷりで紹介する。

サッカー

2023年11月29日水曜日 札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

天気:雪 気温:氷点下2度

撮影:佐藤翔太

プロサッカー選手としての小野のラストウイークがスタートした。チームは2連休明けでこの日から練習を再開。

午前9時57分、クラブハウスのドアを開けて「う~さび~」と言いながら寒そうに外に登場した。

ニットキャップにネックウォーマー、手袋と防寒対策はするも、足元は素足にハイソックスで短パン。スパッツや長ズボン姿の後輩たちの中で肌を露出しているのはただ1人。GK松原修平に「女子高生だけですよ」とツッコまれると「これくらいじゃまだ早い」と返事。

毎冬おなじみの光景だ。2年前の11月下旬、寒くないのか聞いてみたことがある。すると「寒いけど、練習が始まっちゃえば動いていれば何も感じない」と答えていた。

MF荒野拓馬とFW菅大輝とリフティングを開始して体を温め始める。

午前10時、練習開始。ランニングでは先頭集団で走る。

10時3分、かじかむ手に息を吹きかけて温める。

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。