【遠藤引退、年寄北陣襲名会見全文】本当に幸せな相撲人生だった 悔いは一切ない
大相撲で現役引退と年寄「北陣」襲名を発表した、最高位小結の遠藤(35=追手風)が、九州場所初日の9日、福岡市内のホテルで会見しました。7月に右膝、9月に左膝と、慢性的に痛めていた両膝を相次いで手術。幕内だった5月夏場所を9勝6敗と勝ち越したのを最後に、2場所連続全休中でした。12年ぶりに関取から転落、東幕下3枚目に番付を下げた今場所前、引退を発表しました。引退会見の一問一答を、全て紹介します。
大相撲
司会=西岩親方(元関脇若の里)これより遠藤引退、年寄北陣襲名会見を行います。はじめに遠藤改め北陣より、あいさつがあります。
北陣親方(以下、遠藤)本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございました。また、この場をご用意くださいまして、ありがとうございます。私、遠藤は現役を引退し、今後は年寄北陣として後進の指導をして参ります。長らく、たくさんの応援をしてくださいまして、ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
西岩親方では座ってください。まずは代表質問をお願いします。
―本当にお疲れさまでした。
遠藤ありがとうございます。
―今の率直な心境はいかがですか
遠藤うーん…。そうですね…。まだちょっと、辞めたという、引退したという実感はありませんが、これから感じていくのかなと思っています。
―引退の経緯。どういう形で決断したのか、どう伝えて、どういう反応があったのか教えてください
遠藤そうですね…。手術をしまして、もう1度、土俵に戻るつもりでリハビリしてきましたが、まあそう、なんて言うんですかね。リハビリをしていく中で、だんだん、だんだん、うん、気持ちが少しずつ変わってきたっていうところですかね。
―師匠に決断を伝えた時、どういう会話になりましたか
遠藤うーん、伝えたといいますか。まあ、あの、そうですね、あの師匠の方からは「よく頑張った、お疲れさま」という一言をいただきました。
―ご家族の反応はどうでしたか
遠藤うーん、そうですね。家族にも伝えたといいますか、普段から僕一人で何か決めることなんてないので。いつも一緒に決めてきましたから、伝えたというよりは、一緒に決めたという感じですかね。
―決まった時のお家族の反応はどうでしたか
遠藤「いいね」って言ってました。
―およそ12年半の力士人生でした。今振り返るとどうでしょうか
遠藤そうですね。もう本当にたくさんの方に応援をいただきまして、本当に幸せな現役の相撲人生だったと思います。
―左四つの型で多くのファンを魅了してきました。長い年月をかけて身に着けた型、そして技があったと思いますけども、そこに対する思いというのはどうですか
遠藤うーん…。まあ、もちろんこだわりを持って、この型じゃなきゃ勝負できない、勝てないと思って一生懸命取り組んできましたし。うん、そうですね。そういった中でいい相撲を取って、いろいろな方からお褒めの言葉をいただいたのは、すごくうれしかったです。
―毎日、思うような稽古ができないという中で、現役を続けられました。ケガの影響、向き合い方、いろんなことを経験して、思うところがあれば教えていただけますか
遠藤うーん、まあ、うーん…。ケガした以上、うまく付き合う。手術をせずにうまく付き合っていくしかなかったので、覚悟はしていましたが。まあ、当時から、ずっとですね、本当にいっぱいいっぱいでした。
―そういう意味では、やり切った思いの方が強いですか、それとも少し悔いが残るという思いなんでしょうか
遠藤本当に幸せな現役の相撲人生ですね。はい。本当にやり切った。見てる方はどう思うかはわからないですが、本当にいっぱいいっぱい、やりました。
―相撲人気が低迷している中で入門して、多くのファンの心をつかんできました。そのファンに対する思いというのはどうでしょうか
―うーん、そうですね。僕の相撲を、まあ、本場所や、テレビの前で楽しみに見てくださった皆さまには、もう本当に、この場を借りて、本当に、お礼を申し上げたいです。本当に、うん、そういったたくさんの応援のおかげで、うん、あのー、土俵に立ち続けることができましたし、最後の場所まで、相撲を取ることができて、もう本当に感謝しています。
―特にふるさと、石川は能登半島地震もあって、今でも苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃいます。そのふるさとへの思いというのは、現役中はどういう心持ちでいらっしゃったんでしょうか。
遠藤そうですね。まあ被災に遭う前から、もうずっと思いは変わらないですけど、どんな時も、ふるさとの応援っていうのは、うん、本当に支えになりました。
―何度か、ふるさとを、被災した後も訪れたと思いますが、どういう思いで、いらっしゃいましたか。
遠藤うーん、そうですね。言葉ではなかなか表すことできないですけど、もう本当に今も、本当に大変な状況が続く中で、うん、本当に前を向いて、必死に、1日1日を、こう、生き、生きてる姿を見ると、もう本当に、被災地に行って元気を与えるどころか、逆に元気を、いただく形になりました。
―12年半、数々の名勝負がありました。自分の中で一番思い出に残っている一番というのは何でしょうか
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高田文太Bunta Takada
1999年入社。スポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。26年4月に文化社会部へ。
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