いよいよグランプリが近づいてきた。愛知支部からは池田浩二、磯部誠、平本真之が出場を決めた。3選手の活躍が今から楽しみだが、蒲郡担当として少しさみしいのが、いずれも常滑をホームプールにする選手だということ。常滑はとにかく選手層が厚い。前田3兄弟、吉田兄弟ら若手レーサーも次々と頭角を現している。

なぜ常滑の選手が育つのか。池田を中心とした選手同士の関係性の良さはもちろん、セントレアなど、交通手段が充実。遠征が多いボートレーサーにとって、実に暮らしやすい環境が整っている。蒲郡はJR東海道線の快速こそ止まるが、これがよく遅延する! そんなインフラ面の不利も影響していると、個人的には考えている。

先月デビューした近藤颯斗は蒲郡市出身。今後の活躍が楽しみだ
先月デビューした近藤颯斗は蒲郡市出身。今後の活躍が楽しみだ

先月、待望のルーキーがデビューした。近藤颯斗(22=愛知)は蒲郡市出身。愛知支部で蒲郡市出身の現役レーサーは天野晶夫、牧原崇の2人のみ。牧原以来、約19年ぶりに純地元レーサーが誕生した。近藤も期待の大きさは分かっている。「蒲郡といえばボートレースですから。地元出身の選手が少ないのは知っている。僕は今でも蒲郡市に住んでいる。盛り上げていきたい」と熱く意気込む。

地元に根差した選手が活躍すればボート場はもちろん、地域全体にも活気が生まれる。近藤も、いずれは蒲郡を代表する選手に育って欲しい。蒲郡市は観光スポットも多く、みかんもおいしい。もっと盛り上がるだけのポテンシャルは秘めている。

◆近藤颯斗(こんどう・はやと)2001年(平13)5月15日、愛知県蒲郡市生まれ。西尾東高では野球部で活躍した。愛知大を中退し、ボートレースの世界に飛び込んだ。169センチ、51キロ。血液型O。