5月からびわこで「E30ガソリン=エタノール30%配合ガソリン」がテスト導入されている。今後は大村でも使用予定。さっそく選手、関係者に取材した。
E30を使うと、CO2が約12~15%削減できる。バイオエタノールの原料は、とうもろこしなど。要は地球に優しいガソリンだ。
5月のびわこ女子戦で、複数の選手が「手前の重さ」を口にした。優勝した西橋奈未は「若干の重さはあるけどパワーを感じる。この時期にしては時計が出る」。西橋は3日目12R、気温20度で1分47秒6を計時。今年のびわこを走った女子では2番目だった。
ヤマト発動機・石井慎也氏は「アルコールが入ることで周りの部品が冷える。極端に言うと、そこだけ冬場になるイメージ。だから回転が上がりパワーが出る」と説明。要は気化熱だ。アルコールが気化する際、熱を奪う比率はガソリンより高い。キャブレター周りが、冬のような状態になるという想像は働く。冷えることがパワーにつながる。
取材を重ねたが、手前の重さと燃料との因果関係は分からなかった。E30を体験試乗した今垣光太郎は「音が力強い。多分、パワーアップしている。新エンジンの時は起こしが来ない。ピストンリングが新品なので回らない。それで47秒台が出る。部品が当たってくれば、45、44秒台とかが出るのでは」とコメント。E30は燃焼スピードが速い。
テスト期間、検証を終えて本格導入されるかが決まる。気化熱がもたらす、パワーアップしたレースを期待したい。























