【12R:グランプリ優勝戦・決断】

峰が連覇のチャンスをたぐり寄せた。出足、ターン回りが良く、伸びも強め。複勝率上位6基の中で、下位級だった31号機を見事な気配に仕上げた。今節のハンドルは、いつも以上の鋭さ。優勝戦はすんなり枠なりの進入とは限らないが、強心臓と経験値を生かし、インから力強く押し切る。

対抗は平本。スタートの切れが良く、72号機はターン回りがいい。両方の特徴を合わせ、3コースからまくり差しで初戴冠を狙う。瓜生は平本の攻めを見て機敏に対応。丸野は1着と大敗が隣り合わせの2コースが心配で4番手の評価。

峰 キャブレターを交換したのはスローの利きが悪かったから。それはもう大丈夫です。エンジンは変わらずいい仕上がり。

丸野 1Mは結構、窮屈だったが、うまく回れた。2Mは落ち着いてしっかり差そうと思って差せた。回った後の足がいいと思う。

平本 ピストンリングを交換して良くなったかな。まあペラ調整もあるかもしれません。道中のグリップはまったくなかった。

瓜生 足はまずまずいいと思う。(直線で)やられることはないが、ターン回りは少し怪しい。乗りやすいという感じではない。

白井 悪くはないんですけど、もう少し(全体に足は)欲しい。全体的にまずまずの水準だが、ここというところがない。

毒島 ピストンリングを交換したけど良くはない。丸野(一樹)選手とかいい人には少し分が悪い気もするが、戦える。