12Rで優勝戦が行われ、地元の前田滉(22=愛知)が5コースからまくり差しを決め、9月の浜名湖一般戦以来の今年2度目、通算では3度目の優勝を飾った。2着は庄司孝輔、3着は峰竜太。3連単は2万1190円の波乱決着となった。

開口一番「展開です。勝つには峰(竜太・37=佐賀)さんの作る展開に乗るしかないと思ってました」と笑顔を見せながら話した。

レースは枠なりの3対3。全艇が風を気にしたか、慎重なスタートでスリットはほぼ横一線。「最終日に最初に乗ったときはピンと来なかったんですが、微調整をしていい仕上がりになりました」という相棒の23号機のパワーを生かしきってまくり差しを決めた。

「1月に初のA1昇格が決まってます。このまま優勝を重ねて、G1、SGを勝てるレーサーになっていきたいです」といい、23年のテーマとして「勝」の文字を書いた。

「兄貴たち(篤哉、翔)を見てここま来れたので、もうひと踏ん張り、ふた踏ん張りして頑張りたい。地元で優勝したかったので、うれしかったです。これを弾みにして飛躍したい」と話した。

次走は常滑一般戦30日~23年1月4日に参戦予定。同開催には兄の翔も登場予定で、前田兄弟の活躍が楽しみだ。