【窪寺伸行・オレに任せろ】

 ◆12R:ドリーム

 住之江GPシリーズを走った女子4人はレース後に東京へ移動。クライマックス組は全員が初日の開会式にも参加予定で、舞台となる場内ステージは今回に合わせてリニューアルされた。可動式で用途に合わせた対応ができ、今回は「ランウエー」も用意。別会場の前夜祭とともに、ご期待下さい。

 女子決戦よりひと足先にシリーズ戦が始まる。ドリーム戦には、昨年のクライマックスでワンツーを決めた同期コンビの川野芽唯、平高奈菜がいる。川野はけが、平高は今年序盤の不調が大きく響いた。それでもお互い来年のリベンジを胸に刻む。特に平高は「7、8月までずっと調子が悪かった。半年前から来年につながるレースを、と思ってます」と復活を誓った。

 実際、平高は前検気配、近況のリズムともいい。乗艇後の体感は「いい方」と合格点を付けた。リズムも「ターンの質は上がっていると思う」と最悪は脱した。決め手は強烈だが、むらな面もあるという課題が、解消されてきた。新星の渡辺優美、地道に成長する平田さやか、好素性機の細川裕子がフライング持ち。スタート次第では先攻め、同体でも一枚上の上質ターンで抜け出す。

 対抗は大滝明日香。試運転で気配強めの香川素子と「同じぐらい」の言葉が魅力。(2)から(4)の2、3着流し8点で先勝といきたい。