【窪寺伸行・オレに任せろ】

　◆１１Ｒ：トライアル２回戦

　「ヒモ抜け」と思いきや、写真判定で的中が転がり込むとは…。こんな日もあるんですね。小野生奈さまのおかげです、感謝。トライアル２回戦１１Ｒ、小野は持ち味の出る４号艇に入った。また、いかにも攻めてくれそうな１Ｍ、４日目もこのまくりを起点に波乱が起きる。

　当欄連勝をかけた◎は、遠藤エミを推す。１回戦１２Ｒはよもやの２着に敗れた。「１Ｍでターンマークに寄り過ぎた」。賞金トップで迎えた絶好の１号艇で痛恨のミス、松本晶恵ら２艇の差しを許した。しかし、そこからが遠藤の真骨頂。スピード満点のターンで前を追った。最終マークでは、もろに受ける風圧を切り裂く全速ターンで長嶋万記を抜いた。ベストではないが価値ある２着。３着の長嶋も「実力差を認めざるを得ない」と脱帽した。

　遠藤自身の手応えもいい。「いい調整ができました。出足も伸びもいいです」と言葉によどみがない。インでの反省を踏まえ「５コースは好き。攻めていけるコースなので。取り返します」と言い切った。

　前節の住之江グランプリシリーズでは未勝利で終わったが、小野、松本と再三、試運転を繰り返す姿が印象的だった。向上心がひしひしと伝わってきた。しかも１１Ｒは小野と隣枠で登場。連動がある。（５）＝（４）流し８点で勝負！