村上義弘(42=京都)が全力プレーで、途中欠場した弟・博幸の無念を晴らす。

 村上博幸は2日目オリオン賞で7着。2予に進出できるが、レース後に左肩の違和感を訴えて欠場となった。搬送された病院で左鎖骨骨折と診断された。義弘は「去年の親王牌で落車して左肩を痛めた。1年が経ち、手術で入れたプレートを取ろうかと考えていたところ。競りのあるレースで、肩にいつもと違う力がかかったのかな」と、博幸を思いやった。しかし、義弘には悲壮感はなし。「もちろん、自分は自分。いつもどおりに全力を」とシャイニングスター賞での好走を誓った。