弥彦競輪開設72周年記念G3「ふるさとカップ」が28日から4日間の日程で、弥彦競輪場で開催される。平原康多、吉田拓矢のS班2人に地元の諸橋愛が連係する関東勢が、強力布陣で他地区を迎え撃つ。伸び盛りの若手も多く、4日間の熱い戦いに注目だ。

平原康多が中心だ。一昨年の当大会を制し、昨年は当地で開催された寛仁親王牌を優勝。17年取手全日本選抜以来、4年ぶり8度目のG1制覇だった。今年も3度のG3優勝と高いレベルで安定。8月地元西武園G1オールスターへ優勝で弾みをつけたい。

今年初のS班となった吉田拓矢は1月立川、5月宇都宮と地元地区のG3を2度制覇。番手を回る機会も増えたが、関東の先導役として期待がかかる。

諸橋愛は17年から19年まで当大会を3連覇。6月岸和田G1高松宮記念杯（宮杯）で決勝進出、同月立川F1優勝と好調。4度目の地元記念制覇へ集中力を高める。

小松崎大地－成田和也の福島勢が怖い。成田は2月取手全日本選抜、宮杯で決勝進出と復活への道を歩んでいる。小松崎もG戦線での活躍が続いており、久しぶりのG3優勝も十分。

復調気配の三谷竜生に、高いレベルで安定する東口善朋に7月函館で復帰した村上博幸の近畿勢もV争いに割って入る。宮本隼輔、島川将貴に実力者の香川雄介がまとめる中四国勢も強力。松谷秀幸、松坂洋平の神奈川勢や坂口晃輔、坂本健太郎も侮れない存在だ。