新田祐大は静かにこの日を過ごした。

 仲間の自転車を取りに行くなどのサポート役に徹したほかは公開練習でもパフォーマンスはなし。夕方の指定練習もパスした。「2日間はいつもと変わらずという感じで過ごせた。このレースに向けて仕上げたことを披露できれば」。優勝の瞬間を信じて、冷静にその時を待つ。