ただ1人のS1で本命人気を背負った野原雅也(21=福井)は悔しい3着。

 その強さゆえに、勝った野口大誠に目標にされた不運も重なった。レースは最終2角から仕掛けた川口と踏み出しが合って2人でもがき合い。最終4角までデッドヒートは続いたが、最後に力尽きた。「うまく川口君の後ろに入るか、出切れたらよかったんですけど…」。自身の優勝を信じていただけに悔しさをのみ込むしかなかった。