原田研太朗(24=徳島)が村上義弘の3連覇を阻止する、大殊勲のメモリアル勝利を飾った。

 2予11Rは、赤板から前団を押さえてマイペース先行に持ち込んだ。番手小倉竜二の最終2センターでのけん制で後続が大いにもつれ、見事逃げ切って通算200勝を達成した。「(小倉の)2センターでのけん制が効きましたね。僕は自分の仕事をしただけなので。(別線に)中団並走させようと駆けたら、案外すんなりの展開になったので、あとはどれだけ粘れるか、でした。最後は夢中で走れました」と白い歯を見せた。大舞台で、金星での節目の勝利に「うれしいですね。周りから『リーチ』と言われていたので、その流れで200勝を達成できてうれしい」と、満面の笑みだった。