ガールズケイリンコレクション伊東ステージが、G2共同通信社杯・最終日の21日に9Rで行われる。
<ガールズケイリンコレクション・想定メンバー>
【1】梅川 風子(29=東京)112 逃ま
【2】石井 寛子(34=東京)104 自在
【3】高木 真備(26=東京)106 逃ま
【4】柳原 真緒(23=福井)114 逃ま
【5】鈴木 美教(26=静岡)112 自在
【6】石井 貴子(30=千葉)106 自在
【7】大久保花梨(22=福岡)112 逃ま
※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、脚質
◆レース展望 ガールズケイリンコレクションで年間2勝を挙げた選手は、15年の小林優香しかいない。ガールズケイリンフェスティバルの女王も、16年以降は同年ガルコレ優勝者とは異なっている。女子タイトル戦線は、常に紙一重だ。
7月いわき平フェスティバルを制した高木真備、8月名古屋ドリームレース覇者・石井貴子らの勢いが光るが、そろそろ石井寛子に出番が回って来ないか。
今年無冠で、7月宇都宮(完全V)を終えてからは、やや精彩を欠く。とはいえ、ガルコレ通算4勝、今年優勝10回などの実績は、やはり侮れない。しかも伊東バンクとの相性が絶好で、18年ドリームトーナメント(6レース制)決勝では児玉碧衣を差し切り完全V。今年4月にも3連勝を飾った。
現在の賞金ランクは、ガールズグランプリ当落線上に近い5位。ここは必勝態勢で仕上げてくるだろう。好枠(2番車)を得たし、持ち味の巧みな位置取りから、再び鋭脚を発揮する。
高木真備が前回松戸まで3日制を6連続で完全Vと絶好調。賞金トップを走るが、2位・石井貴子とは約100万円の小差だけに、大敗は許されない。先行パワー&テクニックはガールズ屈指。早めでも主導権を奪ってしまえば首位争いは必至だ。
石井貴子は同じ前回松戸で3日間2着と勝ち切れなかった。それでも、予選2走は早めに仕掛けての好内容。高木真備に逃げ切られた決勝も、巧みな立ち回りからマークを確保して追い詰めるなど、持ち味を光らせた。直線が一気に長くなる伊東で、同様の展開になれば逆転があっていい。
梅川風子は8月名古屋(アルテミス賞)で、ガルコレ初制覇を達成。ただ、今回3強を形成する石井寛子、高木真備、石井貴子は不在だった。まだまだ上位の壁は厚いが、1番車の利を最大限に生かせば波乱を呼ぶか。
当地をホームバンクとする鈴木美教も怖い存在だ。現在3連続V。前回川崎の決勝では、石井寛子の決め足を封じ込んだ。待望の初タイトルは、そう遠くない。
大久保花梨と柳原真緒は、一発勝負のタイトル戦となると大久保が1度(8月名古屋アルテミス賞=3着)走っているだけ。経験不足は否定できない。とはいえ、それぞれ在校1位の看板を背に次代を担うべき逸材。このメンバーに割って入れば、飛躍へのきっかけとなるだろう。