オープニングの予選1Rは、111期の内田淳(26=千葉)と大中拓磨(30=兵庫)が1、2着になった。大中が逃げて、3番手をキープした内田がまくった。

レースは敵でも、終われば同期同部屋のよしみで話が弾む。大中が「内田は競輪学校(現選手養成所)の頃から、踏み込むとサドルがガチャガチャと音を立てる。今でも変わってない。まくってきたのが分かった」と笑うと、内田は「大中さんが強くて、合わされたかと思った」と肩をすくめた。

内田は5月函館以来の白星に「やっと勝てたし、決まり手も付いた」と少し自信を取り戻した。大中は「地区プロ(10月29日)向けに、カーボンフレームを乗り込んだのが良かったかも。きれいにペダルを踏めた」と手応えを得た。ともに準決で伏兵となるか注目だ。