各地で旋風を巻き起こしている119期勢の中では、やや立ち遅れた中嶋樹(20=大阪)だが、やっとレースになじんできた。

「2場所前の高知で初めて決勝に乗る(3<4>(7))ことができました。まだまだですが、同期同学年の吉田有希君や上野雅彦君がすでにS級に上がったので、僕も負けるわけにはいきません。パワーには自信があるので、それをレースで生かせるように頑張りたい」。名門・大阪桐蔭陸上部でハンマー投げの選手だった潜在パワーを発揮して、予選1Rを突破する。