今期は不調で成績不振だった永田秀佑(30=長崎)が、チャレンジ予選1Rで見事な走りを見せた。先行態勢に入りながら、単騎でカマした119期の村瀬大和を追走。最後は後ろの五反田豊和にかわされたが、1月和歌山以来の準決進出を決めた。「得点が65点と落ちるところまで落ちていた。前回終わってから2週間ほど空いたので、バンクに入って瀬戸兄弟(晋作、栄作)や若手たちと必死に乗り込んできました。普段は1人でやっているけど、さすがにこのままじゃ、いかんと思って。でも、その成果が結果になって良かった」と安堵(あんど)した。

もともと先行力には定評がある選手。この一戦をきっかけに、上昇気流に乗っていく。