120期の松本ちひろ(28=山口)がデビュー3年目に入り、充実期を迎えた。現在、自身最高となる5場所連続の決勝進出中。「いい練習ができていて、レースで余裕がある。流れが見えるようになってきた」と手応えを口にした。

転機は実家から、防府競輪場の近くに引っ越したこと。「バンクまで片道1時間半ぐらいかかっていたけれど、そのストレスがなくなった。防府はガールズが多く、練習に来ている山原さくらさんにアドバイスを受けることもできる」。実戦形式の練習が増え、一方で500勝レーサーの山原から心構えや課題などを教え込まれ、自転車の経験不足を急速に克服した。次第に追走の腕を上げ、マークの決まり手が増えた。

さらに勢いを加速させようと張り切っている。予1・2Rの仮番組を見ると、どうもその視線の先には荒牧聖未の名が…。果たして荒牧の後位を狙うのか、動向に注目だ。