S級決勝は4番手から切り替えた月森亮輔(27=岡山)がS級初Vを地元で決めた。

レースは小原唯志が打鐘先行、番手の木暮安由に流れは絶好だった。3番手の吉本哲郎が2角手前で仕掛けたが、木暮がガードし番手から出る。そこに4番手の月森がスイッチし、木暮との直線勝負に持ち込んだ。最後はゴール前で差し切り、ガッツポーズで地元ファンの声援に応えた。月森は「地元でも緊張せず落ち着いて走ることができた。吉本さんの気持ちもありがたかった。これからもっと強くなって上位のレースで戦っていきたい」と力強く話した。

ガールズは梅川風子(28=東京)が、最終1角5番手からまくりで快勝、15回目の優勝を決めた。「風がきつかったけど、思い切って踏み込めた。玉野は初めてのバンクだけど、好きなバンクの1つになりました」と笑顔だった。【秋山正則】