長島、大ホームラン! 9Rのケイリンエボリューションは、長島大介(27=栃木)が最終バックまくりで制した。人気の地元和田真久留は逃げるもまくられ、着外に沈んだ。2着に吉田茂生、3着に飯塚隼人が飛び込んで、3連単は6万円超の高配当となった。

 雨を切り裂くこん身のバックまくりがさく裂した。先行した和田を力でねじ伏せる完勝劇。「やっと調子が上がってきた。僕の中では5月が勝負。5月に調子を上げていきたいので」としてやったりの表情だった。最高峰のG1である日本選手権に地元記念となる宇都宮G3。さらに、チームスプリントの栃木チームとして全プロ競技大会に出場予定。長島にとって、5月が今年前半戦の最大のヤマ場だ。「ここをきっかけに、いい流れをつかみたいですね」。雨に負けじと咲く川崎の夜桜のように、長島スマイルが輝いた。