【山本幸史・ヤマを張れ】

 今回のような勝ち上がり方式は01年以来で、04年入社の私、そして多くの参加選手は初めて。そこで当時のニッカン紙面を引っ張り出して取材しました。

 渡辺晴智は01年のファイナリスト(4着)。当時の紙面を見て「うわあ、懐かしい。東王座で出口(真浩)さんと競って『高木(隆弘)のとこ行け』って言われたんだ。一緒に決勝に乗った朝内(正幸)さんが39歳だったから、自分も39歳で特別に乗るのを目標にしたんだよ」と、しみじみ振り返っていました。

 【4R】その渡辺いわく「勝ち上がるコツ? それは運です!」ときっぱり。横山と早坂の先行争いが濃厚。好調山中のまくりに乗り、最後は抜け出す。3連単(2)から(1)(3)(5)(7)(8)の2、3着付け。

 【11R】去年と同じ白虎賞6番車の原田が、1着を決める。「いつも初日はいいんですよ。準決シードがなくて全員2予だから、状態を確かめるためにもどこかで外を踏みたい」。ダービー王三谷と深谷がいればすんなりの展開にはならないはず。得意のまくりで2予に弾みをつける。3連単(6)=(2)から(4)(7)(8)(9)。