大会史上2人目の完全制覇! 12Rで決勝が行われ、古性優作(32=大阪)が4番手まくりを放ち、完全Vを決めた。G1年間3冠は史上6人目。また、寛仁親王牌での完全Vは96年神山雄一郎以来、27年ぶり史上2人目。さらに、この優勝で早くも年間獲得賞金2億円を突破と、記録づくめの勝利となった。

レースは、小松崎大地-佐藤慎太郎-渡部幸訓が前団。中団に古性優作-南修二が続き、単騎の和田健太郎が6番手、犬伏湧也-諸橋愛に最後尾が河端朋之の並びのまま打鐘を迎えた。このまま小松崎が先行態勢に入った。最終ホームから犬伏が一気に巻き返すと、諸橋は続けず後方に置かれた。ただ、犬伏も踏み合わされて前に出られない。最終2角4番手から、古性が会心のまくりを放ち、そのまま押し切った。2着は古性後位の南をさばいた佐藤、3着には渡部が入った。

古性は「(3日目までは)たまたま1着が取れた状態で、感触は良くなかったが、決勝はすごく良かった」と白い歯を見せた。3冠目については「練習はしていますから」とニヤリ。これで全冠制覇まで競輪祭と日本選手権を残すのみ。「次の目標? グランプリを含めたグランドスラムをしたい」と高らかに宣言した。

2車単(3)(1)1400円、3連単(3)(1)(5)は7550円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)