稲垣裕之が準決10Rの激闘を制して決勝一番乗りだ。

 打鐘前から好目標の三谷竜生が仕掛けると、新田祐大がイン粘り。最終2角手前から踏み上げた新田と三谷がもがき合い、大外から原田研太朗がまくって混戦となったが、「周りの動きは見えていた」と稲垣。原田に切り替えた山田英明をさばいて直線一気の快勝だ。番手戦の習熟度をアピールして、決勝は近畿3車の先頭を務める。自力勝負で初代王者を狙う。