松戸G3は地元の岩本俊介が優勝した。あまり表情を表に出さない彼が、スタンドに向かって両手を上げて喜びをあらわにした。普段から先行主体で戦っているだけに、誰もが納得できる優勝だろう。大好物の「クラウンロイヤルサルーン」(車ね)で心ゆくまでくつろいで欲しい。

地元のエース郡司浩平には大会3連覇がかかる
地元のエース郡司浩平には大会3連覇がかかる

休む間もなく小田原G3が始まる。昨年は郡司浩平が根田空史の番手から連覇を決めた。確実にチャンスをものにする彼だが、オールスターはキレがイマイチなかったのが気になる。人は年がら年中100%の力は出せない。調子が良くても必ず下降する時が来る。言葉は悪いが、どこまでごまかせるかが大事だ。彼は2月の豊橋全日本選抜からサマーナイトフェスティバルまで突っ走ってきた。この時期を乗り切れば、2年連続GPが見える。前回17年の平塚GPは無念の次点(10位)。悲願の地元GP出場へ今が正念場だ。

初日は郡司と同じようなタイプがそろった。ヨコにも強く、隙があれば先行も辞さない強気な選手たちだ。7車立ての特徴として、上りタイムがいい。裏を返せば後方になれば、力の差がないとまくれないということだ。先行も視野に入れて戦うと3番手が取れるかもしれない。ここがポイント。郡司にとって、1番車の佐藤慎太郎が付いてくれるメリットは大きい。前を取ってかますレースをするのか、中団を取って確実に3番手を取るのか(その上をかまされたら6、7番手だが…)。初日なので、調子をつかむためにも、前受けがいいと思う。(日刊スポーツ評論家)