ヤマコウ(右)の取材を受ける渡辺雅也(撮影・鈴木正人)
ヤマコウ(右)の取材を受ける渡辺雅也(撮影・鈴木正人)

2日目(2日)はゴールデンウイークらしい陽気だった。5Rからは1予が始まり、初日の手探りのような緊張感とは違った一面があった。土曜日ということもあり、場内のにぎわいと選手の緊張感がくっきり分かれた。その中で、古性優作の隙を逃さない勝負師の顔が際立った。

近況充実している渡辺雅也が5Rを走った。競走得点が111点を超え、G1でどこまで通用するかが見たかった。レースは中団を取り、前受けの菊池岳仁や後ろの脇本勇希を確認できるいい位置だった。後ろから動く脇本に続き、中団を回って菊池にフタをするかと思いきや、脇本をたたいて菊池の動きを待った。「(脚力を消耗しないように)スピードを落として待ったが、その後のペースが早かった。飛び付きも視野に入れていたが力不足。点数に脚力が追い付いていない」と3着に厳しい自己評価だった。

彼がこの先、上位に定着するには追い込み、マーク選手になることが不可欠だ。「犬伏(湧也)さんのような抜けた選手なら番手も考えるし、レベルに合わせて自力を考える」と今後を見据える。乗車フォームは父の晴智譲りで、並走は苦にしない。

ただ、競りは前者との追走感覚が大事になる。あとは当たるタイミング。ここを外すと勝負にならない。今は気合で乗り越えられるが、それが理論として分かれば一流の追い込み選手になれるだろう。2予9Rは新山響平や嘉永泰斗、佐々木悠葵がいて一瞬の判断が問われる。ここは、その適性が試される。(日刊スポーツ評論家)