ガールズコレクションが9Rで行われた。

 小林優香が末恐ろしい勝ち方で優勝した。スタートして2歩目で、何と左肩を脱臼するアクシデントに見舞われた。普通の選手ならば、ハンドルを引く力が弱まり、スピードを発揮するのが難しい状況だ。ところが、最後まで力強く冷静だった。逃げた奥井迪、先に仕掛けた児玉碧衣の動きをじっくり見極めて、2角まくりで一気にねじ伏せた。「ここに来たからには優勝しかないと思っていました。このメンバーで一番外を行けたのは練習した成果です」と胸を張った。レース後も左肩を押さえるしぐさは痛々しかったが、そのアクシデントが余計に強さを際立たせた。