準決10Rの小川真太郎(25=徳島)は中団で終始、伊藤成紀にフタをされる苦しい展開。しかし、ラインの池田憲昭との作戦会議で「ああいう風に、内に閉じ込められたらイチかバチかインを狙ってみろって言われていた」と、前受けした菊地圭尚が外に外した隙を突いて主導権奪取。

 最後は番手にはまった菊地にかわされて2着だったが「バンクも軽くて走りやすかったし、駆けたのが1周だったから」と手応え十分。決勝はライン4車となった北日本がいかにも強力だ。しかし「珍しく連日、バックを取っている(笑い)。こうなったら最終日も…」と意欲に衰えはなかった