芦屋ボート「開設65周年記念G1全日本王座決定戦」は6日から6日間、熱戦を展開する。前年の覇者・峰竜太を筆頭に、遠征勢は太田和美、池田浩二、毒島誠、山崎智也、井口佳典、吉田拡郎、中島孝平と強力なメンバーがそろう。迎える福岡勢は篠崎元志、岡崎恭裕、篠崎仁志が中心。羽野直也、小野生奈、仲谷颯仁と勢いある若手メンバーもそろい注目だ。
114期の羽野直也は芦屋が誇る、期待のトップルーキー。10月の大村周年でデビュー初のG1制覇を成し遂げるなど、大きな舞台でも活躍し始めた。
「平成生まれ初のG1ウイナー」となった羽野。率直に気持ちを聞いてみた。
「平成生まれ初っていわれるのはすごく光栄なことです。うれしい。でもG1を優勝したからって何も変化はありません。僕が変わったのはG1に出るようになってからですね。そこで戦って、自分に足りないものが何か分かって成長できました」
初めて記念を走ったのは追加で呼ばれた6月住之江周年。7月の浜名湖周年で初めて正規のあっ旋で記念を走り、未勝利で予選敗退に終わった。レースの技術からメンタルに至るまで、全く通用しなかったという。
「(常連組は)エンジンが出てなくてもレースに余裕があるんですよね」
上の舞台で1つ1つ学んでいった。その後、10月の大村周年で優勝。ハイペースで成長しているが、それも下積みがあってこそ。
「選手としていいペースではきてると思いますが、決して思い通りだったわけじゃないです。A2勝負駆けにも失敗してますし。でもそういうのがあったから、次の期で上がってこれたと思います」
意外なことに、14年5月にデビューしてから初勝利を挙げたのは、およそ1年後の15年4月。デビュー戦から舟券に貢献するなどセンスの良さを見せていたものの、なかなか初勝利には届かなかった。徐々に大きな着を減らし、勝てる実力を付けてから白星を挙げた。また16年後期勝率はA2のボーダーを超えていたが、2連対率が届かず悔しい思いをした。そういう時も腐らず、足りないものを考えて補うように努力した。
今年の最優秀新人選出も有力だが、本人もそれは早くから見据えていた。
「今年に入った時から最優秀新人は考えていました。前半は結果を残せてなかったですけど、いいところで結果を残せました」
G1を制したことにより、SGクラシック出場の権利も手に入れた。
「早くSGにいってみたいと思っていました。通用しなくて当然だと思います。でも、そこにいけばまた自分に足りないものが分かる。それを成長につなげたいです」
当然、芦屋周年も成長の場。当地は11月末に登場し優勝。連続の参戦でリズムは上々だ。
「直前に走れたのは大きいです。風が急に変わった時でもしっかり対応できます。まずは早いスタートを決めたい」
地元のホープとして地の利も生かし、迫力あるレースを見せてくれそうだ。
◆羽野直也(はの・なおや)1995年(平7)3月29日、福岡県生まれ。114期生として14年5月若松でデビュー。16年7月芦屋一般戦で初勝利。同期に松尾拓、村松修二、中村桃佳らがいる。166センチ、53キロ。血液型AB。
◆トップルーキー ボート界のスター育成のため、モーターボート競走会が年末に選出する。登録6年以内でA2以上、全国5地区から各3人以内が選出基準。G1、G2に積極的にあっ旋され、メディア対応やマナーなどの講習会なども行われる。





















