宮下貴之が後方8番手から3着に滑り込んだ。

 が、ただのまくり追い込みではない。打鐘で前団をたたきに出ながら突っ張られ、後退してからの3着。本人は「へっぽこな競走でした」と苦笑いだったが、力がないとできない芸当だ。「今は練習で底上げをしているので、3月くらいに成果が出れば。長い目で見てください」と笑う。昨年、短期登録選手らにウエートトレの練習法を聞き込み、実践中。43歳の自力型はS級復帰へレベルアップを図っている。決勝は埼玉3番手。混戦で波乱を起こしそうだ。