高倉和士が立て直しを急ぐ。

 手にした20号機は、これまで使われた3節全てで伸びが控えめだった低調機。今節も感触は厳しいものだった。「体感はいいけど、かなり下がる。竹井(貴史)選手に後ろから出られた」。芦屋は今節出場している誰よりも走り、水面を知り尽くしている。「ゲージも沢山持ってきた。伸びをなんとかしたい」。経験を生かしてパワーを引き出す。