1、2班戦で最年長の重一徳(54=鹿児島)が奮闘している。かつてS級で活躍したベテランは、注目株がそろった今節も気後れせずしぶとさを発揮。

予選7Rは逃げた皿屋豊に微差まで迫り、準決10Rは森山智徳のロングまくりに食い下がった。2着続きで、前場所から連続の決勝進出を果たし「調子が上向いていて、この直前に実家がある奄美大島に行ったんだよ。ゆったりと街道を乗り込み、夜はまぐろや猪肉をつまみにして黒糖焼酎をのんだりしてね。リフレッシュできた」と話した。

英気を養った効果はてきめん。決勝10Rも森山マークで存在感を示す。