◆住之江GP展望

GPが18人枠に拡大され、今年で5年目を迎える。優勝者と選出順位を見ると14年茅原悠紀(12位)、15年山崎智也(1位)、16年瓜生正義(3位)、17年桐生順平(3位)。特に15年からは選出6位までに、複勝率の高い上位機のエンジンが渡るようになり、結果に反映されている。

今年は1位毒島誠、2位峰竜太で2ndを1号艇からスタートする。これはインの強い住之江で大きなアドバンテージとなる。1st組は勝ち上がる勢いがあり、連覇を狙う桐生順平は、そのスピードを含め脅威になる。

◆平和島QC展望

賞金トップの小野生奈が頂上に上り詰めるか。昨年の女王・遠藤エミの連覇か。無冠の長嶋万記は悲願のタイトル奪取を狙う。この3人が中心になるのは間違いない。平和島実績では長嶋がややリードする。

山川美由紀、日高逸子、寺田千恵のベテラン3強は、経験に裏打ちされた勝負強さが脅威。2年前の平和島大会ワンツーの松本晶恵と竹井奈美は賞金下位からの巻き返しを目指す。若手の守屋美穂、中村桃佳も注目だが、中村はF2が難点。底力十分の中谷朋子、細川裕子もクイーンの資格を十分持つ。