オートレース34期生の養成所卒業式が5日、茨城・下妻市のオートレース選手養成所で行われた。

34期20人中、けがでデビューが遅れる信沢綾乃、米里崇徳、石本圭耶、早川瑞穂の4選手以外は6月8日の飯塚オートから所属ロッカー場を中心にデビュー戦を迎える。

養成所での最優秀賞を受賞した、上和田拓海(22=川口)が代表して答辞を読んだ。優秀賞は野本佳章(31=伊勢崎)と、女子レーサーでは初となる松尾彩(30=山陽)が受賞した。

上和田拓海 養成所では最優秀賞はいただけたけど、整備面やタイム面では課題が残りました。ロードとの違いで一番とまどったのがポジション周りです。バイクの違いの差も感じたが、乗っているうちには慣れました。ロードの時は落車をたくさんして速くなったので、オートで落車をせず卒業という形は、いいのか、悪いのか…。ずっとレースで勝つためにやってきたので、1着を取ることだけが目標です。

野本佳章 (デビューへ向け)正直、不安なことだらけ、整備も分からないことだらけです。このままデビューですと言われても、これからやることが山積みだと思います。課題はコース取り。整備の知識も浅いです。

松尾彩 養成所の9カ月は長かったけど、やっとプロになれるんでこれから頑張っていこうという気持ちでいっぱいです。車名はシエル6にします。自分は空が一番好きなので、フランス語で空を意味する言葉にしました。6は自分が一番好きな数字なのでつけました。