前期から競走得点を6点近く上げた中西大(29=和歌山)が充実ぶりをみせる。初日に限ると5場所連続連対中。直前の松山G3でも果敢に逃げて好勝負に持ち込み「やっと、いい感覚で踏めるようになった」と手応えを話した。

その秘訣(ひけつ)を聞くと、身ぶり手ぶりを交えて説明。「フォームの重心をちょっと前にずらしたんです。それで上半身と下半身、体幹が連動して車が進むようになった。若いころは、この動きが自然にできていた。調子がおかしくなって、いろいろ試して、またこの動きを思い出した」。初日特選11Rは4分戦。「格下の8番車でライン2車だから、オレは逃がしてもらえるかも。チャンス」と意気込んでいた。