連日、坂本貴史(31=青森)の動きが軽快だ。

初日は単騎で3番手を確保し、準決は別線の先行の番手を奪取。前前に戦う姿勢が功を奏している。

準決7Rはスタート直後に新田康仁が落車するアクシデントがあった。「前を取りにいった僕も森川(康輔)君もあれで足を削られた。いったんは森川君の後ろに入ったけど、追い上げやカマシも来そうだったので、とりあえず仕掛けました」。

13日には弟の坂本紘規(117期)が前橋チャレンジ戦で初優勝を完全Vで飾った。その結果を知って目を細めた。

決勝9Rは「弟に続きたいですね」と完全Vを取りにいく。