森且行の同期で、選手会西日本支部長を努める有吉辰也(44=飯塚)が、取材に応じた。

有吉は13年9月に落車して骨盤骨折。その大けがを乗り越え、14年4月の地元戦に出場。17年11月の浜松SG日本選手権で優出するなど、大舞台への復帰を果たしている。

「自分も大けがを経験してるし、気持ちはすごく分かる。自分の体の状態もはっきり分からないと、どうしていいか分からないと思う。復帰まで焦らずじっくり治してほしいし、手術がうまくいって、復帰のめどが立つことを願ってやまない。レースにけがは付きものだけど、それにしても周りを見ても大けがを経験した選手が多い。業界としても事故が起こりにくいように、落車しても大きなけがにつながらないように意見を提案していってる」。同期の仲間を案じながら、支部長としてできることに懸命に取り組んでいる。