日刊スポーツ新聞社制定「第34回競輪年間三賞」の受賞者が決定した。ガールズ最優秀選手賞は3年連続で児玉碧衣(25=福岡)が獲得した。

強い、強すぎる。児玉碧衣が、史上初の3年連続ガールズMVPに輝いた。「3年連続で最優秀選手賞を目標にして頑張ってきたので、実現できてうれしい」と喜びを口にした。

昨年末のガールズGPは豪快まくりで完勝。「自分でもびっくりするくらい、一昨年よりも緊張もせず、自然体で走れた。昨年はメンタル面で成長できた」と振り返る。3連覇の重圧をはねのけるほどの精神面の進化が最大の勝因だった。

「4連覇を意識せず、1戦1戦を集中して戦う」と目標を掲げる若き女王。“絶対王政”は今年も続く。

◆児玉碧衣(こだま・あおい)1995年(平7)5月8日、福岡県大野城市生まれ。筑陽学園高卒。競輪学校(現養成所)108期生で在校成績は2位。15年7月松戸でデビュー(1<1>(2))。18年いわき平ガールズドリームレースで特別レース初優勝。18〜20年に史上初ガールズGP3連覇。通算408戦338勝。通算獲得賞金1億1731万4000円。168センチ、66キロ。血液型O。