元ハンマー投げ日本王者の野口裕史(37=千葉)が、G1で初めての1着をゲットした。17年7月のデビューから4年半、G1は3度目の出場だった。

一般3Rは得意のカマシではなく、後ろからの押さえ先行で勝負。打鐘前に先頭に躍り出ると、後続のもつれを尻目に、持ち前のパワフルな踏み直しで1周半を逃げ切った。初勝利に「ありがとうございます。バンクが軽かったので踏み過ぎないように踏み直しを意識しました」と白い歯を見せた。

今回は惜しくも補欠で、3日目からの補充参戦。2日間は競輪場近くで待機しており「2日間ボケッとしていた。(近くの)多摩川を歩いていたおかげ」と笑わせた。