浜名湖ボートで行われた「G1浜名湖賞 開設67周年記念」は、絶好の1枠を手にした中島孝平(41=福井)が、やや深めのインから完璧な逃げを決め、G1は7度目、通算57度目の優勝を飾った。来年3月のSGクラシック(大村)出場権利獲得に「めちゃくちゃうれしい。そこは意識しました」と喜んだ。さばいた桐生順平が2着、G1初優出の中田達也が3着に入った。

まさに完勝! 6枠の徳増秀樹が前付けに動き、スロー5コースへ。並びは5対1になったが、全く動じなかった。「徳増さんは地元なので。自分はどこでも行ける準備はしました。(100メートル起こしは)想定内。足も全体に良かった」。初日は水面が大幅に悪化、その後も日々変わる天気に、巧みに調整を合わせた。

G1は13年2月の三国近畿地区選、特別戦は18年5月のSG尼崎オールスター以来と久々の優勝となった。「リズムが上がっている感じはあります。でも、なるべく悪い時をなくしたい。まずは1戦1戦を大事にしたい」。3年ぶりのグランプリ復帰はまだ先。まずは1走集中で復活の流れを加速させる。