優勝戦は人気を背負った稲田浩二がイン速攻を決めて今年初、尼崎では8度目、六甲賞は初Vを飾った。

進入は3対3の枠なり。稲田はコンマ13の踏み込みから先マイ。センターから果敢に攻めた加藤翔馬(23=兵庫)を振り切って、独走態勢を築いた。加藤は2着まで。3着は金子龍介(48=兵庫)が吉川元浩(48=兵庫)に競り勝った。

稲田は「いいレースができたかな。スタートは遅くなかったと感じていました」と照れ笑いを浮かべた。エンジンは伸び型だったが「出足はそんなに自信がなかったけど、グリップ感だけ求めていきました」と上々の仕上がりだった。意外にも今年初Vだが「勝っていなかったので、1つ勝つことができて良かったです。ずっと調子は良くて、ペラにも自信がついてきました。SGやG1でも頑張りたいです」。今後は大きな舞台でさらなる活躍が期待される。次走は18日から23日まで宮島の一般戦に出走予定。