青山周平(36=伊勢崎)が準々決勝12Rを勝って9連勝をマークした。準決12Rで自身4度目の10連勝を狙う。

9連勝目はやや薄氷の勝利だった。試走後に小雨がぱらついたぶち走路。「試走から何か違う感じで、1周回った時に、(9連勝目は)無理かも…と思った」。レースは、ていねいに1車ずつさばいて、最後はきっちり抜け出した。

「何ですかね。悪くないけど、自分のリズムとうまくかみ合わない。何か合ってない。ヘッド周りを扱ったのが良くなかったのか。なので、まずはヘッド周りは扱います」。10連勝に向けて、ヘッド周りの調整から始める。

「とりあえず、今節はシリンダー、ピストン交換して変な音は出ていないから、このまま行くつもりではいる。けど、練習で乗ってみて、感触次第では前回までのシリンダー、ピストンに交換することも視野には入れる」。連勝を伸ばすために、さまざまな整備のパターンは考えている。

「10連勝へ向けて? 意識しないことはないけど、それよりもエンジンですね。悪くはないけど、ちょっとしたずれがある。そこを求めて調整です。9連勝はできたので、そこは最高です」と締めくくった。

これまで、年間2度の10連勝を達成した選手はいない。準決12R、青山がまたオート界の歴史を塗り替えるか、注目だ。