第12Rで優勝戦が行われた。永井大介(44=川口)が、7周3角で逃げる伊藤信夫をまくって逆転勝ち。大会9度目の制覇を飾った。2着は伊藤、3着は荒尾聡が入った。

1度目の発走で新井恵匠がフライングを切り、2度目の発走となった。永井、佐藤貴也の外枠両者がスタートで飛び出したが、1枠伊藤が突っ張って先行。2枠荒尾聡が2番手を追走したが、先頭との車間が少しずつ離された。永井は4周1角で2番手に上がると、逃げる伊藤を猛追。ハイライトは7周3角だった。永井は外から強気にまくって、伊藤をねじ伏せた。逆転勝ちを収めた。

永井はこれで大会9度目の制覇を果たし、相性の良さを存分に見せつけた。

払戻金は2連単(7)(1)8840円、3連単(7)(1)(2)4万1520円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。